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一般論は不要!シングルマザーに本当におすすめしたい仕事ランキング

シングルマザーにおすすめの仕事ランキング

シングルマザーにおすすめの仕事ランキングを調べると、大抵のサイトで介護職、保育士、看護師、医療事務、事務職、コールセンター、軽作業などがランクインしていませんか。

でもみんながみんなおすすめされている仕事に就いて幸せになれるわけではないですよね。本記事では、一般論とは少し違った視点からシングルマザーに本当におすすめしたい仕事ランキングを紹介します。

一般的にシングルマザーにおすすめされる仕事ランキング

まずはシングルマザーがどんな仕事に就いているのかをみてみましょう。次の表は『平成28年度全国ひとり親世帯等調査報告』で報告されているシングルマザーの仕事内容です。事務職、サービス業、専門・技術職に就いている方が7割近くになっています。

事務

サービス

専門・技術

販売

その他

23.5%

22.3%

20.4%

8.4%

25.4%

そして多くのサイトでシングルマザーにおすすめの仕事として紹介されているのが、次の5職種ではないでしょうか。

  1. 介護職
  2. 保育士
  3. 看護師
  4. 医療事務
  5. 一般事務

ここからはそれぞれの職種のメリット・デメリットを簡単にみていきましょう。

1位:介護職

介護職のメリットとして年齢や性別・学歴に関係なく働ける、求人数が多いのですぐに働けるといったことが挙げられます。令和4年3月の福祉分野の有効求人倍率は4.17倍(福祉人材センター・バンク 職業紹介実績報告)となっています。

ただし、デメリットとして賃金が低い、身体的負荷が高い、休日勤務や夜間勤務があるといったことが挙げられます。夜間勤務では職員数が少なく業務量が多かったり、責任ある判断をしなければならないことも考えられますし、お子さんが小さかったりするとシフト制の働き方は難しかったりもしますね。

2位:保育士

保育士のメリットとして安定している、求人数が多いので仕事に困らない、保育施設以外でも働けるといったことが挙げられます。令和4年1月の保育士の有効求人倍率は2.92倍(保育士の有効求人倍率の推移(全国))となっています。

デメリットとしては責任が重い、保護者への対応が必要、賃金が低い、身体的負荷が高いといったことが挙げられます。また、園の方針・雰囲気によっては休みがとりづらかったり、長時間労働になったりもします。

3位:看護師

看護師のメリットとして賃金が高い、求人数が多いので仕事に困らないといったことが挙げられます。2020年度の看護師の求人倍率は2.05倍(2020年度「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」 結果)となっています。

デメリットとしては責任が重い、休日勤務や夜間勤務がある、院内感染のリスクがあるといったことが挙げられます。また、勤め先によっては人間関係が複雑でメンタル不調を起こしてしまうこともあります。

4位:医療事務

医療事務のメリットとして資格が必須ではない、働く地域が限定されないといったことが挙げられますが、賃金が低い、風邪やインフルエンザなどの病気をもらうリスクがあるといったデメリットがあります。

また、採用率を上げるために勉強できる時間があるのであれば、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能認定試験」の資格を取得することをおすすめします。

5位:一般事務

一般事務のメリットとして残業が少ない、未経験でも働けるといったことが挙げられますが、一般事務は人気の職業なのでライバルが多い、賃金が低いといったデメリットもあります。

事務経験があればアピールすることができますが、未経験の場合は「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」の資格を取得しておけば最低限のスキルを持っている証明になりますし、さらに「日商簿記(2級・3級)」、「ITパスポート」を取得していると有利になります。

本気でシングルマザーにおすすめしたい仕事ランキング

ここまでに紹介した職業は基本的に出社勤務が前提となります。保育園に預けたい場合は、出社勤務の方が有利になりますが、お子さんが既に小学生以上で在宅勤務をしたいという場合には次でご紹介する職業はいかがでしょうか。

実際に私は40代からマーケターにキャリアチェンジしてフルリモートで働けるようになりました。3か月間Webマーケター養成スクールでオンライン講義や課題をこなし、1か月ほどで案件を獲得しています。

1位:Webマーケター

Web系の仕事だとWebサイト制作やプログラマーも取り上げられることが多いですが、これらの仕事は成果物を納品して報酬を得る「請負契約」になります。そのため、成果物を納品するまでに修正工数が多く発生することもあり単価が上がりにくいです。

Webマーケターの良いところは「準委任契約(履行割合型)」で働けることが圧倒的に多いということです。つまり、時給で働けるということです。未経験だと時給1500~2000円からスタートになりますが、半年から1年ほど経験を積めば時給3000円前後で働くことも可能ですし、継続していけば3000円以上の時給も視野に入ってきます。

Webマーケター養成スクールに入る場合は初期投資が膨らみますが、卒業後半年もあれば回収できてしまいます。注意点としては、Webマーケターには大きくWeb広告運用とSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)があるということです。

特にこだわりがないのであればSEOを選択することをおすすめします。Web広告運用は大きい金額を運用するためプレッシャーが大きいということ、休みの日などでも即対応を求められることが多い、短い期間で結果を求められるためです。

その点、SEOマーケターは良くも悪くも結果がでるまでに時間がかかるため長期案件になるためクライアントとの関係性を築きながら仕事ができるのです。

2位:オンラインアシスタント

オンラインアシスタントって聞いたことありますか?在宅しながら企業の人事、経理、秘書、総務などの仕事をオンラインでサポートするお仕事です。

オンラインアシスタントとして登録できるサービス(CASTER BIZタスカルなど)も増えていていますし、Twitterなどでオンラインアシスタントについて発信されている方もいますよ。

3位:コールセンター

コロナ禍においてコールセンターの在宅化も進みました。コールセンターは必ずしも出社が必要な情報仕事ではなくなりました。

通信環境さえ確保できればどこに住んでいてもコールセンター業務をこなせる時代になったのです。

シングルマザーにとってどちらの仕事ランキングが重要?

前半では出社が必要な職業、後半ではリモートワークを基本とする職業をご紹介しました。既に保育士や看護師の資格をお持ちで出社が可能であれば、前半の仕事に就くことを前提として求職されるのが良いですね。

ただ毎日の出社はハードルが高い、子どもがある程度大きくて保育園に預ける必要がないといった方は後半の職業を検討に入れてみてはいかがでしょうか。