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母子家庭だって習い事に行かせたい!人気ランキング・料金相場を発表!!

スイミングスクール

母子家庭だって他の家庭と同じように、子どもを習い事に通わせてあげたいですよね。子ども自身が習い事をしたいと言っているならなおさらです。学研教育総合研究所の「小学生白書(2021年)」によると、学校以外で行っている習い事(学習塾・通信教育を除く)は、全体の4割です。

私も母子家庭育ちではありますが、スイミングスクールや書道教室、地域のソフトボールクラブなどに通わせてもらいました。他の子供たちとコミュニケーションをとることで、世間の常識、あるいは価値観の違いなど、今後生きていくうえで必要なことを吸収できます。

本記事では、小学生に人気の習い事はなんなのか、習い事の料金相場はどのくらいなのかを紹介していきます。読み終えた後は、各家庭の家計やお子さんに合わせた習い事にチャレンジさせてあげてくださいね。

母子家庭でも習い事に通わせられる?

母子家庭といってもフルタイムで働いているお母さんや、ご両親と同居しているお母さんなど、ご家庭によって事情は様々だと思います。さらに各家庭の家計状況やお子さんの年齢・性格などでベストな習い事は変わってきます。

ここでは、各家庭が1年間でどのくらい習い事にお金をかけているのか、習い事を始める時のポイントなどをご紹介していきます。

小学生の習い事費用

参考までに、公立小学校の小学1年生から小学6年生がいる家庭が、1年間に習い事など学校外での活動に支出した平均金額をご紹介します。家庭教師費用や学習塾費用などの学習費用は除いた金額です。

実際にどんな習い事に通わせると月謝がこのくらいというのは、本記事の後半でランキングとあわせてご紹介しますので、どんどん読み進めてくださいね。

1年生2年生3年生4年生5年生6年生
133,546131,200139,518145,630130,068112,222
引用元:政府統計の総合窓口「2 学年(年齢)別,所在市町村の人口規模(学科)別の学習費(2018年度)」

母子家庭の子が習い事を始める時のポイント

母子家庭が習い事を始める時は、金銭的なこと以外にも考えることがあります。ここでは、3つに絞ってポイントをあげます。

送り迎え問題を解決する

子どもの年齢によっては送り迎えが必要になりますね。両親と同居していたり、近居している場合は、送り迎えをお願いできるかを相談しておきましょう。

両親と同居していない場合でも、習い事の送迎を格安で行ってくれる学童もあります。また、シングルマザー同士で交代で送り迎えをするというのもひとつの手です。

月謝以外にかかる費用を確認しておく

入会金や施設使用料、ユニフォームや教材など月謝以外でかかるお金を事前に確認しておきましょう。ピアノやダンスの発表会などに参加する場合は、衣装やチケット代を負担することもあるので注意です。

やめる場合の約束事を子どもと決めておく

習い事を始めてみたものの、子どもが行きたくないと言い出す可能性もありますよね。そんなときのことも考えて、最低でも3か月は続けるなど、やめる場合の約束事をお子さんとしっかり決めておいてください。

習い事は先生との相性も大事になりますので、無理に続けさせる必要はありません。ひとつのことを突き詰めるのも良いし、いろんなことを体験することも良いですからね。

ここからは、本題の小学生に人気の習い事ランキングと料金相場をご紹介していきます。ぜひあなたの検討の参考にしてください。

母子家庭でも大丈夫!人気習い事ランキング・料金

まずは小学生に人気の習い事ランキングを見ていきましょう!データは学研教育総合研究所の「小学生白書(2021年)」を参考にしています。

  1. スイミングスクール
  2. 英語塾・英会話教室
  3. 音楽教室
  4. 書道教室
  5. 体操教室
  6. サッカー・フットサル
  7. そろばん
  8. ダンス(バレエ以外)
  9. その他のスポーツ
  10. 武道

次からは、それぞれの習い事を詳しく説明します。

スイミングスクール

スイミングは、全体の4分の1を占める圧倒的人気の習い事です。月謝も週1回で6,000円~9,000円と比較的リーズナブルです。月謝や入会金以外に必要なものも水着や帽子、ゴーグルなど小物が中心なので始めやすいですね。

英語塾・英会話教室

将来グローバルに活躍してほしい、英語は子どものうちから触れておいた方が良いと考える保護者も多くなっているため、英会話教室に通っている子も多いですね。月謝は6,000~30,000円と幅広く、講師を日本人か外国人かを選べる教室も多いです。外国人講師のレッスンは日本人講師よりも高い場合がほとんどです。

多くの英会話教室では、入会金や月謝の他に教材費として10,000~30,000円、検定料として2,000円~5,000円程度かかることが多いので、月謝以外にも毎年かかるお金があるということを覚えておきましょう。

音楽教室

以前は音楽教室といえばピアノやエレクトーンが主流でしたが、最近ではギターやドラム、バイオリンなどを開講している教室もあります。月謝は楽器にもよりますが7,000円~25,000円が多いです。

たとえばピアノを習う場合、自宅で練習する必要がありますのでアップライトピアノや電子ピアノが必要になってきます。楽器を購入しなければならないと考えると、なかなか始めるためのハードルが高くなりますね。

書道教室

書道教室は個人運営が多いので、近所の教室を検索したり、通っている友人などに聞いたりしてみてください。月謝はリーズナブルで3,000円~5,000円の教室が多いです。内容も毛筆だけ、毛筆と硬筆などと異なりますので、問い合わせて確認してみましょう。

体操教室

体操教室といっても体育教室や器械体操教室、新体操クラブなど様々なので子どもの身体の発達や運動能力などに合わせて選びましょう。月謝は5,000円~20,000となっています。入会金・月謝以外にかかるお金は、新体操であればレオタードや手具などで5,000円~20,000円かかります。レオタードは子どもの体格に合わせて買い替えていくことになるので、場合によっては高額な習い事に入ります。

サッカー・フットサル

男の子の習い事といえば、以前は野球がメジャーでしたが、Jリーグができたころから圧倒的にサッカー・フットサルが人気ですね。月謝は5,000~10,000円のスクールが多いです。備品もユニフォーム、スパイクなど比較的リーズナブルなので始めやすい習い事といえます。

サッカーやフットサルの場合、スクールによって保護者の負担が全く違いますので、どのくらい保護者がスクールの活動に関わる必要があるのかは事前に確認しましょう。

そろばん

そろばんはショッピングセンター内で開講している教室もありますが、ほとんどは個人運営の教室になります。日本珠算連盟のサイトでは加盟しているそろばん教室・珠算塾が検索できますので、近所の教室を探してみてください。月謝は5,000円~8,000円とリーズナブルな習い事です。入会金・月謝以外には、そろばん購入費や検定料が必要になります。

地域によって異なりますが、多くのそろばん教室は週2~4回なので、習い事を掛け持ちする場合はタイトなスケジュールにならないよう注意しましょう。

ダンス(バレエ以外)

ダンスは女の子に人気の習い事となっており、ヒップホップやチアなどが習えるダンススクールが個人、企業を問わず運営されています。月謝は8,000~30,000円ですが、スクールの中には月謝制ではなくチケット制をとっているところもあります。

発表会などに参加する場合は、参加費やチケットノルマも必要になりますので7,000~50,000円がさらにかかります。発表会への参加は任意ではありますが、一緒に練習している友人と一緒に出たいという子も多いので、予算に入れておいた方が良いでしょう。

その他のスポーツ

その他のスポーツとしては、陸上競技や卓球などがあります。地域によって盛んなスポーツが違いますので、まずはお住まいの地域で盛んな種目を調べてみましょう。自治体の広報にも地域で活動しているクラブが載っていますよ。料金は陸上競技で4,000円~8,000円、卓球教室で6,000~11,000円です。

武道

柔道、剣道、空手などが該当します。礼儀作法を学んでほしい、精神力を鍛えてほしいという保護者が習わせることが多いようです。月謝は1,000円~8,000円になります。入会金・月謝以外に必要なものは柔道、空手は柔道着、空手着くらいなので10,000円程度ですが、剣道は一式揃えると数万円以上かかります。成長期であることも考えると、おさがりを譲ってもらうことも教室に相談してみると良いですね。

母子家庭におすすめの習い事

母子家庭といっても、フルタイムで働いていて居場所づくりのためにもいろいろな習い事をさせたいというお母さん、パートで働いていてリーズナブルな習い事をさせたいというお母さん、さまざまですよね。

最後にリーズナブルな習い事のおすすめをまとめます。

おすすめのリーズナブルな習い事

  1. スイミングスクール
  2. そろばん教室
  3. 書道教室

スイミングスクールは、リーズナブルであることに加え体力づくりにもなるので、病気をしにくくなることも期待できます。通う日数は多くなってしまいますが、選手コースを目指すなど長く続けられる習い事です。

そろばん教室は、今後の勉強にも役立ってくれますよ。検定に合格していくと暗算も教えてもらえることが多いので計算が得意になります。私は小学生のときに暗算1級に合格しましたが、買い物のときにおつりがあっているかサッと計算できるので、日常生活でも役立っています。

書道教室できれいな字を書けるようになると、大人になったときに役立ちますね。最近はペーパーレスになってきてはいますが、そんな時代だからこそ手書きのメッセージを送ったりすると喜ばれます。書道部の活動が盛んな高校も増えてきており、こちらも長く続けられる習い事です。

子どもの性格によってチームスポーツが良い、もしくはチームスポーツは苦手ということもあります。習い事を選ぶときは保護者の希望を押し通すのではなく、お子さんとしっかり相談して決めてくださいね。