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【本気の学生限定!!】母子家庭が海外留学を実現する方法

海外留学

母子家庭の子どもが海外留学するなんて普通は無理だと思いますよね。共働き家庭でも難しいのだから、よっぽど母親が高給だったり、母親の実家がお金持ちでもない限り、海外留学の実現性は低いです。

でも本気で海外留学したくて、そのためには他のことを犠牲にしても構わないのであれば可能性はあります。本記事では、母子家庭の子どもが海外留学するための方法、そのために役立つ情報を紹介します。

※本記事は2022年2月の情報に基づいています。実際に留学を検討する際は最新情報を参照ください。

母子家庭が本気で海外留学するための方法

大事なことなので繰り返しますが、母子家庭の子どもが海外留学を目指すのは相当大変です。海外留学する目的をしっかり考えて実行してください。

海外留学費用ってこんなにかかるの!?

まずは現実をみるために1年間の語学留学に必要な費用を確認しましょう。最も高いイギリスだとなんと400万円~640万円もかかります。最も安いフィジーであっても160万円~290万円です。海外へ1年間も語学留学するためには莫大なお金が必要になりますね。

【英語圏(単位:万円)】

アメリカカナダイギリスマルタオースト
ラリア
ニュージー
ランド
フィジーフィリピン
380-580280-520400-640290-520330-550280-520160-290220-330
引用元:神田外語学院 ※新型コロナウイルスの影響で海外渡航制限が生じています。必ず外務省や留学先の最新情報を確認してください。

【非英語圏(単位:万円)】

中国韓国フランススペイン
150-280150-270340-640220-460
引用元:神田外語学院 ※新型コロナウイルスの影響で海外渡航制限が生じています。必ず外務省や留学先の最新情報を確認してください。

海外留学するための王道ルート

母子家庭の子どもが海外留学するための、なるべく安くすんで確率の高い方法を紹介していきます。この方法を実行するのは早ければ早いほど良いです。お金の不足分を時間で補うのです。

海外留学するための王道ルート

  1. 自宅通学できる高校の内、トップの公立進学校に入学する
  2. 国公立大学に進学する
  3. グローバル企業に就職する or 海外大学に編入する

母子家庭の海外留学は中学からが勝負!

中学時代の目標は、自宅から通える範囲で1番の進学校に入学することです。そのためには英語学習に励むのは当たり前として、英語以外の教科も優秀な成績でなければいけません。

おすすめの英語学習方法

海外留学の目的が語学留学であれば問題ありませんが、海外大学に進学することを目標にするならば、IELTS6.0~6.5以上の英語力が必要になります。中学生のときから英語にどっぷりつかりましょう。

おすすめの英語学習方法

まずは最重要の英語学習についてです。コストを抑え、最大限のパフォーマンスが得られる方法を紹介します。

高校受験のための英語は、「スタディサプリ 中学講座 」一択です。スタディサプリに勝るサービスはないと言っても過言ではないでしょう。最強の講師陣による神動画は、塾に行かなくても十分に結果を出すことが可能です。

スタディサプリ 中学講座 :ベーシックコース 月額2,178円(税込)

  • ミッション機能で反復学習
  • 1万問以上の演習問題
  • 定期テスト対策
  • 今週やるべき学習をお知らせ
  • 厳選講師陣による神動画
  • 戻り学習・先取り学習

英語は座学だけでは使い物になりません。実際に話すことでおどろくほど定着率が上がりますし、モチベーション継続にも役立ちます。ここではオンライン英会話のおすすめを2つ紹介します。

QQ English :中学英語Web講座:1レッスン(25分) 約750円

講師の国籍:フィリピンのみ

  • 中1前半レベルの重要文型がわかり、会話でも使いこなせるようになる
  •  発音のコツなどは無料動画でやさしく解説
  •  オンラインレッスンの始め方とフレーズ集が収録
  •  学校で採用されている授業を自宅で受けられる
  •  部活後、朝、好きな時間にレッスンを受けられる

ネイティブキャンプ 月額6,480円でレッスンが24時間受け放題! (ファミリープランあり)

講師の国籍:120か国以上

  • 7日間の無料トライアル
  • 24時間365時間レッスン受け放題
  • 今すぐレッスン(好きな時間に5分だけでもレッスンが受けられる)
  • 業界初の定額レッスン無制限(レッスン単価最安値!)

初めてのオンライン英会話であれば、「QQ English 」をおすすめします。私もQQ Engliash のレッスンを受けていましたが、フィリピン人講師の英語は聞き取りやすく、性格も明るくホスピタリティが高い方が多いです。

ネイティブキャンプ の魅力は何と言っても定額受け放題ではないでしょうか。「今すぐレッスン」では、好きな時間に空いている講師のレッスンを受けることができます。25分以内であれば5分や10分で切り上げることも可能です。短い期間ですが、ネイティブキャンプ のレッスンも受けていました。レッスンの上手い講師は人気があるので、なかなか今すぐレッスンでは受けづらいということと、予約制ではないので同じ講師のレッスンが受けづらいという点は注意が必要です。

英語学習以外も外せない!

進学校に入るためには、英語だけできれば良いという訳ではもちろんありません。英語以外の教科でも成績上位者でなければ、進学は難しくなります。

英語以外の学習についても「スタサプ (スタディサプリ)」一択です。高校受験に必要な5教科がすべて月額2,178円(税込)で受けられるのですから、本当に神サービスですね。公式サイトでは動画授業の体験もできますので、ぜひ実際に神動画を体験してください。

母子家庭が海外留学するための方法<高校編>

公立の進学校に入学できたとしましょう。次の目標は「国公立大学に進学する」、もしくは「海外大学に進学する」です。海外大学への進学にはIELTS6.0~6.5以上が必要になりますので、高校生の間にそこまで到達できそうになければ、国公立大学に進学してから海外大学へ編入することも選択肢になります。

高校生の間に留学したいならば、交換留学や奨学金を活用することを検討しましょう。

高等学校等就学支援金制度(高校無償化)を利用する

公立高校の場合は、世帯年収が約910万円を下回れば授業料相当額が支給され実質無料になります。学校から案内が来るはずですが、対象になる場合は必ず手続きをしましょう。

交換留学プログラムを活用する

高校生交換留学制度であれば、現地校の授業料や滞在費が原則無償となるため、私費留学よりも費用負担が少なくてすみます。1年間の交換留学でかかる費用は、国にもよりますが人気のアメリカ・カナダ・オーストラリアでは200万円前後かかってきます。

交換留学するには、在学校の推薦が必要であったり、学内選抜が合ったりするので、早めに情報収集を始めましょう。

AFS日本協会 留学プログラム

  • 30か国以上の中から希望国を出せる
  • 現地の一般家庭にホームステイ
  • 留学期間は1学年間(約10か月)

ロータリー青少年交換プログラム

  • 長期交換(1年間)と短期交換(数日間から数か月間)がある
  • 現地の一般家庭にホームステイ

奨学金を活用する

海外留学のための奨学金を利用することも考えましょう。「トビタテ!留学JAPAN」は文部科学省が開始した留学促進キャンペーンです。期間も短期から長期まで選ぶことができますので、自由度の高い奨学金制度です。

トビタテ!留学JAPAN

  • 語学力、成績不問
  • 14日~1年間の自由な留学を支援
  • 返済不要の手厚い奨学金

孫正義育英財団

  • 給付期間:最長5年間
  • 原則として返済義務なし
  • 支援金給付者の進路、その他一切について本人の自由

 

母子家庭が海外留学するための方法<大学編>

海外大学で学ぶには、奨学金を利用して海外大学へ進学する、日本の国公立大学に進学して交換留学する、という方法があります。

JASSOの海外留学支援制度(学部学位取得型)

日本学生支援機構(JASSO)には給付型奨学金や第一種・第二種奨学金以外に海外留学支援のための奨学金もあります。海外留学支援制度は給付型の奨学金で、月額59,000円~118,000円の奨学金と年間250万円を上限とする授業料実費額がもらえます。支援期間は原則4年となっていますが、採用人数は2021年度実績で45名と狭き門であることは確かです。

母子家庭が活用できる給付型奨学金の金額・条件・申請方法は?に答えます
母子家庭が活用できる給付型奨学金の金額・条件・申請方法は?に答えます母子家庭が活用できる給付型奨学金を紹介します。給付型奨学金の金額・条件・申請方法・注意点を確認して、申請を検討してみてはいかがでしょうか。奨学金制度をかしこく利用して志望校へ進学しましょう!母子家庭だからといってあきらめることはありません。...

国公立大学の交換留学制度

進学先の国公立大学が交流協定を結んでいる海外大学に交換留学する制度で、在籍大学の授業料は必要ですが、留学先の授業料は免除されます。留学先の大学で取得した単位は、在籍大学の単位として認められます(認定基準あり)。

デメリットとしては、協定校の海外大学にしか留学できないことですが、協定校数の多い大学に進学すれば選択肢が多くなります。東北大学、千葉大学、北海道大学、長崎大学、東京外国語大学、金沢大学、岡山大学、横浜国立大学、筑波大学、京都大学、名古屋大学、神戸大学、九州大学などは100以上の海外大学と交流協定を結んでいますので、志望校の協定校数もあらかじめ調べておきましょう。

母子家庭の海外大学進学で利用できる奨学金

JASSOの奨学金以外にも、海外大学への進学で利用できる奨学金はありますので、ここではその一部を紹介しておきます。JASSOが運営する「海外留学支援サイト」で奨学金を検索できますので、こちらも活用してください。

母子家庭が海外留学するための方法<社会人編>

高校・大学時代にも海外留学ができなかった、さらに海外に行きたいという方はブローバル企業への就職を目指しましょう。大手のグローバル企業では、海外留学制度や海外大学への研究派遣制度を設けているところもあります。

これまでに学んできた英語力を生かして、海外駐在を狙うこともできます。求められる英語レベルは企業によって様々ですが、IELTS6.0~6.5以上をとれていればTOEICもハイスコアを狙えるはずです。

国内グローバル企業・外資企業への就職

最近では、海外売上が国内売上を上回る企業も珍しくありません。企業における海外事業の重要性は今後も高まるので、グローバル人材の採用に力を入れている企業も少なくありません。ここでは、社内研修制度で海外留学のある企業を紹介します。

新卒時点である程度の英語力をもっていれば外資企業も候補に入ってきます。内資・外資を問わず、グローバル企業に入社して海外への切符を掴めれば、英語を活かして働くことも可能なわけです。

本気なら母子家庭でも海外留学をあきらめるな!

本記事では、母子家庭の子どもができる限りコストを抑えて海外留学するための王道ルートをご紹介しました。書くのは簡単ですが、実際に目指そうと思うと犠牲にしなければならないこともあります。

本気で目指すのであれば勉学に励むことも大切ですが、幅広く情報を集めることも重要になりますので、保護者・学校の先生などにも協力してもらいながら進めてくださいね。