シングルマザー

「シングルマザー専用アパートってあるの?」そんな疑問にお答えします

シングルマザー専用アパート

「住宅費用を抑えたい」

「安心して暮らせるところに住みたい」

「シングルマザーだとお得に住めるところがいい」

このような悩みや希望を持っている方は多いですよね。特にお母さんとお子さんだけだと治安や防犯面も気になります。

本記事では、シングルマザーを対象とした賃貸住宅や、シングルマザーだとお得に住める賃貸住宅を紹介します。後半ではそれぞれの家賃相場も紹介していますので、最後まで読んでご自分にあった住宅で暮らしてくださいね。

シングルマザー専用アパートとは

ここでは公営住宅(市営住宅・県営住宅)、UR賃貸住宅、シングルマザー向け住宅を紹介します。民間の賃貸住宅だと敷金や礼金に加えて更新料もかかってきてしまいますが、ここで紹介する物件の多くは礼金や更新料が不要の物件が多いです。

その1:ひとり親世帯向けの公営住宅

市営住宅や県営住宅は、県や市などの自治体が国から補助を受けて建設した賃貸住宅です。市営住宅・県営住宅の趣旨は、収入が少なく住宅に困っている方に対して家賃を抑えて貸し出し生活の安定に寄与する、というものです。

市営住宅・公営住宅の入居者の募集方法は自治体によりますが、名古屋市の場合では一般募集、先着順募集、定期入居募集、福祉向募集、シルバーハウジング募集があります。ひとり親世帯は一般募集や先着順募集にも応募できますし、福祉向募集にも募集できます。ただし、福祉向募集は年2回しか募集がないので注意が必要です。

団地と青空
【固定費削減】市営住宅に住む!母子家庭は家賃減免を受けましょう!!家計が苦しいのお悩みであれば市営住宅に住むことを検討してみませんか。市営住宅は所得に応じた家賃設定がありますし、ひとり親世帯ならば家賃減免制度もあります。民間の賃貸住宅に住むよりも金銭的な負担がかなり軽減されますので固定費削減になりますよ。...

その2:ひとり親世帯の優遇があるUR賃貸住宅

UR賃貸住宅はUR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が管理する賃貸住宅です。礼金と仲介手数料が不要のため初期費用を低く抑えられる、更新料が不要のため長く住みやすい、保証人が不要なため頼れる人がいない場合でも入居しやすい、といったメリットがあります。

また、18歳未満の子どもがいる子育て世帯を対象として最大6年間家賃が20%OFFになる子育て割(減額上限 25,000円、世帯所得 25.9万円/月以下)などの割引制度もあるので、民間の賃貸住宅よりもお得に住むことができます。

その3:シングルマザー向け住宅

シングルマザーであってもしっかり対応してくれる、シングルマザー価格の賃料になっている、礼金が不要といったシングルマザー向け住宅もあります(マザーポートリンクリンクシングルマザー専用シェアハウス(群馬県)など)。

個別住宅であれば民間の賃貸住宅などと変わらない生活ができますが、シェアハウスを検討する場合は向き不向きがあるのでよく検討して決めてくださいね。

シングルマザー専用シェアハウスのメリットとしては、似た境遇の方とコミュニケーションがとれる、住宅費用を低く抑えられる、立地がよい物件もある、といったことが挙げられます。

逆にシングルマザー専用シェアハウスのデメリットはなんでしょうか?これはシングルマザー専用だからという訳ではありませんが、他人と共同生活を送るということは人によっては非常にストレスになる、ということです。同じシングルマザーといっても子どもへの接し方や人との距離感は人それぞれです。人間関係に疲れてしまっている方は、無理してシェアハウスに入居しないことをおすすめします。

シングルマザー専用アパートの家賃相場

家賃のボリュームゾーンは公営住宅が最も安く、次いでシングルマザー向け住宅(特にシングルマザー専用シェアハウス)、UR賃貸住宅となっています。

公営住宅は住居費が安くすみますが、設備が古かったりエレベータが各階に止まらないといった不便さもありますので要注意です。シングルマザー専用シェアハウスでは、安心感はありますが人間関係に悩まされてしまう方もいるので、人付き合いが苦手な方はお気をつけください。

公営住宅の家賃相場

名古屋市の市営住宅だと、通常の家賃相場は20,000~40,000円です。ただし、ひとり親世帯では月の所得が158,000円以下であれば家賃の10%が減免されますので、18,000~36,000円がボリュームゾーンになります。

団地と青空
【固定費削減】市営住宅に住む!母子家庭は家賃減免を受けましょう!!家計が苦しいのお悩みであれば市営住宅に住むことを検討してみませんか。市営住宅は所得に応じた家賃設定がありますし、ひとり親世帯ならば家賃減免制度もあります。民間の賃貸住宅に住むよりも金銭的な負担がかなり軽減されますので固定費削減になりますよ。...

UR賃貸住宅の家賃相場

名古屋市内のUR賃貸住宅で空室となっている物件の最低家賃が39,400円です(3K、2022年6月時点)。名古屋市を除く愛知県内のUR賃貸住宅で空室となっている物件の最低家賃が29,400円です(2DK、2022年6月時点)。ただし、家賃のボリュームゾーンは50,000~80,000円なので20%割引になるといっても40,000~64,000円と高めになっています。

シングルマザー向け住宅の家賃相場

マザーポートに掲載されているシェアハウスで空室の最低家賃は「津のシェアハウスTUKASA」で6畳の部屋で20,000円となっています(2022年6月時点)。他の物件でも30,000~50,000円がボリュームゾーンとなっていますので、公営住宅よりは高いけれどUR賃貸住宅よりは安い賃料です。

シングルマザー専用アパートのまとめ

シングルマザーを対象とした割引などがあるのは公営住宅、UR賃貸住宅、シングルマザー向け住宅です。賃料が安い順だと公営住宅、シングルマザー専用住宅、UR賃貸住宅です。いずれも民間の賃貸住宅を借りるよりはお得に住むことができますので、メリット・デメリットやご自身の収入も考えて最もよい選択をしてください。